研究フィールド

studyfield

大気:成層圏大気試料サンプリング

大気:対流圏大気・土壌ガス試料サンプリング


海洋:西部北太平洋亜熱帯域(白鳳丸KH06-2航海) 海洋:十勝沖・日本海・オホーツク海(みらいMR06-4航海Leg.1)
海洋:ベーリング海・北極海(みらいMR06-4航海Leg.2) 海洋:太平洋東部熱帯・亜熱帯域(白鳳丸KH03-1航海Leg3,4))

陸上:薩摩硫黄島

陸上:サハリン泥火山 (2006年8月)

陸上:摩周湖 (2006年8月) 陸上:瑞浪-桐生 (2009年9月)

大気 <成層圏大気試料サンプリング>


気球にヘリウムガスをつめます。

気圧の低い成層圏でちょうど気球が膨らむ程度にヘリウムを供給します。

放球。いってらっしゃ~い。


成層圏試料を回収するための船出陣。

あっ ありました!!

成層圏大気試料を無事に回収しました。

 

大気 <対流圏大気・土壌ガス試料サンプリング>


気温・湿度の測定

予め真空引きしたガラス容器に洋上大気を採取(船上より)。

洋上大気試料を採取(岬から)。



工業地帯の大気。

森林大気。


亜熱帯洋上大気。


土壌ガス。

 

海洋 <西部北太平洋亜熱帯域(白鳳丸KH06-2航海)>


晴海港に停泊する白鳳丸

出発!! しかし東京湾は汚いのぉ~。

晴海港を出発してすぐにお台場を横切ります。


お台場です。

亜熱帯のコバルトブルーな海です。

海水試料採取開始!


CTD付採水器のオペレータ中。

CTD回収。


船の中の実験室の様子


溶存水素濃度を定量中

溶存軽炭化水素類の抽出

北大関係者集合!結構居ますね。


沖縄本島に沈む夕日。

寄港地沖縄でしばし観光。

 

海洋 <十勝沖・日本海・オホーツク海(みらいMR06-4航海Leg.1)>


みらい 出港前日

作業開始前の実験室

機器の立ち上げ作業 1


機器の立ち上げ作業 2

「ちきゅう」 in 八戸港

嵐の前の静けさ(作業開始前)


間隙水採取

ラベル貼り 地味だが重要な作業

CTD投入


CTD もうすぐ上がるよう~!

プランクトンネット

2.5Lガラスボトル みな恐れて近寄りません


マルチプルコアラー投入

表層堆積物(赤茶けた部分は酸化層です。)

有孔虫発見!!


ピストンコアラー

コアを1m間隔で切ります。

コアの陳列。

 

海洋 <ベーリング海・北極海(みらいMR06-4航海Leg.2)>

 

海洋 <太平洋東部熱帯・亜熱帯域(白鳳丸KH03-1航海Leg3,4))>

白鳳丸


ホノルル港(ハワイ)に停泊する白鳳丸

白鳳丸の後ろ姿

パペーテ港(タヒチ)に停泊する白鳳丸

パペーテ港の夕暮れ

二代目白鳳丸は1989年生まれ

 

海水試料採取


CTD採水班のみなさん

CTD付き採水器で海水試料を採取します。

見えないけれど、中央部の下方にCTDがあります。周囲に36本のニスキン採水器が付いてます。

最大、36の深度から海水試料を採取できます。

本当に綺麗な水だ~。

透明度は40mくらいです。


CTDオペレートルーム。
CTDから送られてくるデータを見守ります。

オペレーターは、CTDデータを確認しながら ウィンチマンに指示をだし、希望深度でニスキン採水器の蓋を閉める作業を行います。

CTDデータ(水温、圧力(深度)、電気伝導度、 蛍光光度(植物プランクトンの指標))の深度分布


サンプリング時は常に緯度、経度等を確認。 おっ緯度に注目!! まさに赤道通過中!!

 

プランクトン試料採取


プランクトン採取用ネットをウィンチに取り付ける。

プランクトンネットを海の中へ入れる。

動物プランクトンおよび植物プランクトン用のネット。

濃集されたプランクトンたちを回収中。

 

基本項目分析


塩分測定「Autosal」

pH・アルカリ度測定





溶存酸素濃度定量





栄養塩濃度定量

 

我が研究室独自の試料採取


ニスキンボトルから海水試料を分取しています。

海水試料を3Lのガラス容器に分取中です。

試料採取前に3Lボトルを真空引きしているところ。

溶存気体抽出用真空ラインです。

バイアル瓶に採取した海水試料を整理しています。

アッパーデッキで大気試料採取の準備をしてます。

洋上大気試料を6Lの金属容器に採取してます。

 

船の食事


陸のフィールドと違って、、、
船では規則正しく食事が出てきます。
食事は司厨の方が用意してくれます。

なんとラーメンまで出たりします!!

 

船から眺める景色


ホノルル港を出発!さらばハワイ。。。

ワイキキの街が見えます。

ダイアモンドヘッドです。
方角変われば姿も変わります。


陸を離れるとこのような景色を見る日々です。
亜熱帯の海はコバルトブルー。

カヤオ港を出港。ペルーの街が見えます。


アッパーデッキからの景色。


南半球の日の出。太陽は西から昇ります!

無人島の近くを通過中。
久しぶりに見る陸は嬉しいものです。

ホノルル

 

動物たちとの出会い


ペルー沖で鯨(イルカ?)の群れに出会いました

船と並んで飛ぶ鳥たち


ペルーで出会ったラマ


同じくペルーで出会ったコンドル

 

寄港地での休暇(ペルー編)


ホワイトハウス

教会

教会の中の図書室。まるでハリーポッターの世界だ。

土器

街の中のピラミッド

発掘中

ピラミッドの頂上から見たリマの街並み

同じくリマの街並み

海岸沿いの建物

海沿いの洒落たレストラン

リマ市内

リマ市内

リマを南下すると

どんどん砂漠地帯に・・・

砂漠です。

イカの街

コカコーラの建物??

砂漠の中のオアシス

セスナでナスカへ

離陸

セスナからの景色

セスナからの景色

セスナからの景色

セスナからの景色

ペルーのとあるレストランでの食事

ペルーの食前酒として欠かせないピスコサワー 結構アルコールが入っていました。

 

寄港地での休暇(タヒチ編)


タヒチ島の山の中。無数の滝が見えるかな?

モーレア島のビーチ。まさに楽園。

モーレア島のコテージ


パレウを売っているお店

夕飯はみんなで作りました。

ナカナカおいしそう~。

 

陸上 <薩摩硫黄島>

「火山から流れてくる噴気プルームの同位体組成を計測すれば、噴気の温度がわかるはず」という
T教官の妄想を検証するため、2002年11月、火山ガスの採取に行きました。

 

行き先は鹿児島県の薩摩硫黄島です。薩摩硫黄島は「アカホヤ」火山灰で有名な鬼界カルデラのカルデラ壁に生成した東西6km、南北3kmの火山島で、採取可能な火山ガスとしては国内で最も高温の火山ガス(約800度)を山頂部から噴出しています。歴史的には平家打倒に失敗した俊寛が流された鬼界ヶ島としても有名です。産業技術総合研究所の定期観測に便乗して決行しました。 (右図は人工衛星から撮影した薩摩硫黄島周辺の写真。薩摩硫黄岳が放出した火山噴気のプルームが南東の屋久島の方に流れている様子がはっきり写っている。)


薩摩硫黄島の観光用の地図です。噴気は硫黄岳山頂の火口内から放出されています。

鹿児島港と三島村(竹島・薩摩硫黄島・黒島)を結ぶフェリー「みしま」。

鹿児島港出港。バックは桜島。

約4時間の船旅で薩摩硫黄島が見えて来ました。東側から見た姿はまさに火山島、迫力があります。

永良部崎(恋人岬)から港の方向を写しました。港内の海底から湧き出す温泉水中の溶存鉄が酸化されコロイド化するため、海面が赤茶色く変色しています。港の背後にそびえる急崖が鬼界カルデラのカルデラ壁です。

山頂を目指して歩きます。

山頂付近から稲村岳および恋人岬方向を写しています。酒井・松久著「安定同位体地球化学」の裏表紙と同じアングルを狙いました。海岸付近の赤茶色の海面変色は、やはり温泉によるものです。

火口に到着。火口底に降りて火口壁を見上げた様子。一面噴気孔だらけ。雪のように火山灰も舞っています。








火口内は亜硫酸ガスが充満しています。防毒マスクと防護眼鏡、さらにヘルメットに耐熱手袋を装着して作業します。

火口壁に取りついて高温噴気ガスの採取を始めます。右端の産総研の篠原さんの背後が、今回最も高温(約780度)だった噴気地帯です。写真には写りませんでしたが、近づくと岩石が赤熱しているのが見えました。ほとんどマグマです。

高温噴気採取中。周囲の岩が熱いです。






火口底に降りて低温の噴気採取中。

宿に帰ってきた後で、試料の保存処理作業。

作業を終えて海岸の温泉へ(東温泉)。生きてて良かった。

 

陸上 <サハリン泥火山 (2006年8月)>

2006年8月、研究室としては珍しく、海外で本格的陸上フィールド調査を敢行しました。 行き先はロシア領のサハリン島です。
サハリン島の陸上部や周辺海底では「泥火山」と呼ばれる不思議な山が、泥水とともに多量のメタンガスを地上に噴き出しています。
今回の調査の目的は同位体を使って泥火山が放出するメタンガスの起源を解明することです。以前からこの課題に取り組んでいたロシアの科学アカデミー太平洋研究所の気体地球化学グループとの共同研究です。
また日本学術振興会の二国間交流事業から資金援助を受けています。

(右図はサハリンの簡単な地質図です。★印は泥火山、●印は炭化水素ガス自噴域、●印は原油を伴う炭化水素ガス自噴井の位置を表します。)


稚内のフェリーターミナルにて。左手前の試料容器や採取器具の入った白いポリコンテナは、この後ロシア到着とともに税関に没収される。

稚内発ーコルサコフ行きのフェリー



ホテルから見る州都ユジノ・サハリンスクの街並み



ペリメニ入りのビーフ・ストロガノフ。事前の予想に反してロシア料理は美味かった。手持ちで日本から大量のインスタント食を持ち込んだが、無用であった。

ユジノ・サハリンスクの街並み(その1)




ユジノ・サハリンスクの街並み(その2)




食料品店で食材調達中。店員は終始笑顔なし。サハリンの人の特徴らしい(ロシア人研究者談)。

泥火山調査出発直前でまだ元気。右端はロシア科学アカデミー太平洋研究所のレナート博士。

同じく泥火山調査出発直前。背後は宿泊したホテル。日本語訳するとホテル「地質学」。せめて名前だけでも「地球化学」にしとけばもうちょっと洗練されたホテルになっていたろうに・・・。

林道を歩いていくと、突然森が開けて、最初の調査地点ユジノ・サハリンスク泥火山(YSMV)に到着。前方の緑の無い部分が新しい山体だが、周囲の草地も既に山体の一部。

泥火山中央の噴気孔。ゆっくり泥水が噴き出している。



活発な噴気孔を真上から見たところ。噴気孔の直径40cm程度。同心円状の模様は噴出するガスの泡


泥火山中央の山頂部から下を見下ろしたところ。森との境界まで泥が流下した跡が見える。中央付近の木が昨年の「噴火」でなぎ倒されている。

噴気ガスの採取風景。日本から持ち込んだガラス製採取器具は税関に没収されてしまったため、使い捨ての医療用プラスチックシリンジで代用。

噴気孔に棒を刺して深さを測ってみます。




全部埋まってしまいました。

次は鉄道を利用して第二の調査地点、Terpeniya 湾岸のPugachevskaya 泥火山群(PMV)に向かいます。BGMは世界の車窓から。各車両には必ず女性車掌が常駐していて、常に怒っています。

無人駅を降りると、そこから先は公共交通機関はありません。頑張って歩きます。





この森の中に泥火山があるはず。

ここ1年の間に山火事があったらしく、森の雰囲気が変わってしまった。泥火山が見つからない・・・。

ついに泥火山発見。木の向こう側の白い部分が泥火山の山体。YSMVよりさらに粘性が低いらしく平べったい。

最近新しい「噴火」が起きた模様。泥が真新しい。

噴気孔。

泥火山中心部から周辺を見た景色。中央に噴気孔。


調査は無事終了するもユジノ・サハリンスク行きの終電無くなり帰れなくなる。しょうがないので近隣の特急停車駅で明朝の特急を待つことに。駅前にホテルかパブぐらいあるだろうという予想に反して何と住人ゼロ、信号だけの無人駅。仕方ないので海岸で野宿。こういう時に限って日本から持ってきたインスタント食を持参せず。

海岸で浮浪者状態のマジ野宿。やらせではありません。目の前のオホーツク海では中川・石村・廣田の乗った「みらい」が調査航海中のはず。きっと美味いもの食ってるんだろうなあ。

午前4時の無人駅で帰りの特急を待つ。この後、時刻通りに特急が到着するも、ゲシュタポのような女性車掌に「満席」を理由に乗車拒否される。レナート博士が必死に食らいつき、何とか乗車に成功。15分遅れで特急発車。乗ったら客席はガラガラ。乗車後寝台で寝ていたら、客室係の女性にも怒鳴られる。予定外の駅で人が乗り、仕事が増えたのが理由。まだまだ社会主義は続いている。

無事ユジノ・サハリンスクに戻る。井尻とレナート博士はそのまま税関に呼び出される。残り二名は、市内観光。どうみても日本から運ばれてきたと思われる中古車多し。写真も個人の車で、ロシアの郵便小包配達車ではありません。念のため。

旧樺太庁舎。







市場。







レストランで打ち上げ。レナート博士に感謝。

没収されていた荷物を取り返して出国。稚内に向かう。コルサコフ港の全景。

陸上 <摩周湖 (2006年8月)>

「開発した溶存硝酸イオンの三酸素同位体測定システムを用いて貧栄養環境下での窒素循環解明に挑戦したい」と考えていた矢先、GEMS/Waterベースラインモニタリングで国立環境研を中心としたグループが摩周湖で定期的に観測を行っていることを知りました。しかも2006年はちょうど「みらい」が釧路に入港する時と観測時期が重なっている! ということで2006年8月、釧路での「みらい」乗船メンバーの送迎を兼ねて、摩周湖に行ってきました。GEMS/Waterの皆様、大変お世話になりました。

(右図はGEMS/Waterベースラインモニタリングの摩周湖の地図で、同ページにリンクしています。詳しい情報を知りたい方は地図をクリックして下さい。)


裏摩周側からの摩周湖の眺望です。摩周湖はカルデラ湖で、摩周火山の噴火・陥没によって数千年前に形成されました。

同じく裏摩周側からの眺め。中央に見えるのがカムイシュ島です。



同じく裏摩周側からの眺め。湖面の反対側に見える山がカムイヌプリです。



湖面と集水域全域が阿寒国立公園の特別保護地域に指定されているため、立ち入りが出来るのは観測の時だけです。湖面は急なカルデラ壁で取り囲まれ、流入・流出河川はありませんし、道路もありません。荷物をはすべて人力で担ぎます。

カルデラ壁を降りていきます。







約30分で湖岸に到着。結構波があります。







湖岸の水を採水中。落ち葉で結構濁っています。本当にこれが摩周湖か?

湖心の水は船で採水に行きます。5人も乗ったら重くてなかなか離岸しない。

ようやく離岸。


いってきます。

岸を離れると水は綺麗です。さすが摩周湖。

ちょっとクルージング気分。


ニスキンから配水作業中。

配水を待つ気体分析用の試料容器。

カムイシュ島をバックに記念撮影。ずぶ濡れですが、海水と違って不快ではありません。

夕食は鹿肉料理。

 

陸上 <瑞浪-桐生 (2009年9月)>

瑞浪サンプリング


岐阜県瑞浪市の瑞浪超深層研究所にて地下水サンプリングを行った。







井戸での地下水サンプリング

いざ!地下世界へ!!

地下(約200m)でのサンプリング


坑道にて記念撮影

桐生水文試験地にてサンプリング



チャンバー実験

大気サンプリング











森林土壌中の間隙水サンプリング

 

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