大気:成層圏大気試料サンプリング | |
海洋:西部北太平洋亜熱帯域(白鳳丸KH06-2航海) | 海洋:十勝沖・日本海・オホーツク海(みらいMR06-4航海Leg.1) |
海洋:ベーリング海・北極海(みらいMR06-4航海Leg.2) | 海洋:太平洋東部熱帯・亜熱帯域(白鳳丸KH03-1航海Leg3,4)) |
陸上:薩摩硫黄島 | |
陸上:摩周湖 (2006年8月) | 陸上:瑞浪-桐生 (2009年9月) |
大気:成層圏大気試料サンプリング | |
海洋:西部北太平洋亜熱帯域(白鳳丸KH06-2航海) | 海洋:十勝沖・日本海・オホーツク海(みらいMR06-4航海Leg.1) |
海洋:ベーリング海・北極海(みらいMR06-4航海Leg.2) | 海洋:太平洋東部熱帯・亜熱帯域(白鳳丸KH03-1航海Leg3,4)) |
陸上:薩摩硫黄島 | |
陸上:摩周湖 (2006年8月) | 陸上:瑞浪-桐生 (2009年9月) |
行き先は鹿児島県の薩摩硫黄島です。薩摩硫黄島は「アカホヤ」火山灰で有名な鬼界カルデラのカルデラ壁に生成した東西6km、南北3kmの火山島で、採取可能な火山ガスとしては国内で最も高温の火山ガス(約800度)を山頂部から噴出しています。歴史的には平家打倒に失敗した俊寛が流された鬼界ヶ島としても有名です。産業技術総合研究所の定期観測に便乗して決行しました。 (右図は人工衛星から撮影した薩摩硫黄島周辺の写真。薩摩硫黄岳が放出した火山噴気のプルームが南東の屋久島の方に流れている様子がはっきり写っている。)
2006年8月、研究室としては珍しく、海外で本格的陸上フィールド調査を敢行しました。
行き先はロシア領のサハリン島です。
サハリン島の陸上部や周辺海底では「泥火山」と呼ばれる不思議な山が、泥水とともに多量のメタンガスを地上に噴き出しています。
今回の調査の目的は同位体を使って泥火山が放出するメタンガスの起源を解明することです。以前からこの課題に取り組んでいたロシアの科学アカデミー太平洋研究所の気体地球化学グループとの共同研究です。
また日本学術振興会の二国間交流事業から資金援助を受けています。
(右図はサハリンの簡単な地質図です。★印は泥火山、●印は炭化水素ガス自噴域、●印は原油を伴う炭化水素ガス自噴井の位置を表します。)
「開発した溶存硝酸イオンの三酸素同位体測定システムを用いて貧栄養環境下での窒素循環解明に挑戦したい」と考えていた矢先、GEMS/Waterベースラインモニタリングで国立環境研を中心としたグループが摩周湖で定期的に観測を行っていることを知りました。しかも2006年はちょうど「みらい」が釧路に入港する時と観測時期が重なっている! ということで2006年8月、釧路での「みらい」乗船メンバーの送迎を兼ねて、摩周湖に行ってきました。GEMS/Waterの皆様、大変お世話になりました。
(右図はGEMS/Waterベースラインモニタリングの摩周湖の地図で、同ページにリンクしています。詳しい情報を知りたい方は地図をクリックして下さい。)