摩周湖調査
「開発した溶存硝酸イオンの三酸素同位体測定システムを用いて貧栄養環境下での窒素循環解明に挑戦したい」と考えていた矢先、GEMS/Waterベースラインモニタリングで国立環境研を中心としたグループが摩周湖で定期的に観測を行っていることを知りました。しかも2006年はちょうど「みらい」が釧路に入港する時と観測時期が重なっている!

ということで2006年8月、釧路での「みらい」乗船メンバーの送迎を兼ねて、摩周湖に行ってきました。GEMS/Waterの皆様、大変お世話になりました。

(右図はGEMS/Waterベースラインモニタリングの摩周湖の地図で、同ページにリンクしています。詳しい情報を知りたい方は地図をクリックして下さい。)

裏摩周側からの摩周湖の眺望です。摩周湖はカルデラ湖で、摩周火山の噴火・陥没によって数千年前に形成されました。 同じく裏摩周側からの眺め。中央に見えるのがカムイシュ島です。
同じく裏摩周側からの眺め。湖面の反対側に見える山がカムイヌプリです。 湖面と集水域全域が阿寒国立公園の特別保護地域に指定されているため、立ち入りが出来るのは観測の時だけです。湖面は急なカルデラ壁で取り囲まれ、流入・流出河川はありませんし、道路もありません。荷物をはすべて人力で担ぎます。
カルデラ壁を降りていきます。 約30分で湖岸に到着。結構波があります。
湖岸の水を採水中。落ち葉で結構濁っています。本当にこれが摩周湖か? 湖心の水は船で採水に行きます。5人も乗ったら重くてなかなか離岸しない。
ようやく離岸。 いってきます。
岸を離れると水は綺麗です。さすが摩周湖。 ちょっとクルージング気分。
ニスキンから配水作業中。 配水を待つ気体分析用の試料容器。
カムイシュ島をバックに記念撮影。ずぶ濡れですが、海水と違って不快ではありません。 夕食は鹿肉料理。